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佐々木妙子助教らの論文がNature Communicationsに掲載されました。

 当分野の佐々木妙子助教、法月拓也研究員、佐藤美由紀教授と細胞構造分野の櫛田康晴研究員・佐藤健教授、徳島大学・小迫英尊教授の共同研究がNature Communicationsに掲載されました。

 

 ミトコンドリアDNAは多くの生物で母親からのみ遺伝(母性遺伝)します。私たちは精子由来の父性ミトコンドリアがオートファジー(自食作用)によって選択的に分解・除去されることが母性遺伝に必要であること、その過程にALLO-1とIKKE-1という因子が働くことを見出してきました。今回、私たちはこのオートファジーの様子を動画撮影することに成功し、ALLO-1とIKKE-1が父性ミトコンドリアを瞬時に識別し、オートファジーへ導く仕組みの一端を明らかにしました。

 佐々木さん、おめでとうございます!

 

graphic abstract

 

Sasaki T, Kushida Y, Norizuki T, Kosako H, Sato K*, Sato M* (2024) ALLO-1- and IKKE-1-dependent positive feedback mechanism promotes the initiation of paternal mitochondrial autophagy. Nat Commun 15 (1): 1460 [PubMed]

Nature Communications