法月拓也研究員らの論文がJournal of Cell Scienceに掲載されました。
当分野の法月拓也研究員, 関本隆志助教, 佐々木妙子助教, 佐藤美由紀教授と細胞構造分野の櫛田康晴研究員, 佐藤健教授, 東京科学大学・松田憲之教授, 北海道大学・野田展生教授の共同研究がJournal of Cell Scienceに掲載されました.
多くの生物において, 受精時に精子DNAだけでなく, ミトコンドリアなどの一部の精子オルガネラも卵内に持ち込まれます. 我々はこれまでに, 線虫 (Caenorhabditis elegans) を用いて, 精子由来の一部のオルガネラがオートファジーで分解されること, またその認識にALLO-1という分子が必要であることを見出してきました. しかしながら, ALLO-1による認識機構はこれまで不明のままでした.
本研究では, 構造予測解析や生化学的実験などから, ALLO-1のアイソフォームの一つであるALLO-1aがユビキチンと結合することを明らかにしました. またその後の解析から, ユビキチンとの結合は, Membranous organelleと呼ばれる, 受精に必要な精子特異的なオルガネラの認識や分解に必要であることを明らかにしました. このことから, ALLO-1がユビキチンを介して精子特異的オルガネラの認識を担うことが, 初めて明らかになりました.

Norizuki T, Kushida Y, Sekimoto T, Sasaki T, Yamano K, Matsuda N, Sasaki R, Noda N.N*, Sato K*, Sato M* (2025) ALLO-1a is a ubiquitin-binding adaptor for allophagy in Caenorhabditis elegans. J Cell Sci. 138 (24): jcs264252 [PubMed]




